ゴールデンウィーク前

341 名前:ゴールデンウィーク前 1[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 22:18:55.70 ID:YrrWWqGD
 明日からゴールデンウィーク
 男はこの連休を楽しみしていた

 会社務め5年目
 男はがむしゃらに頑張ってきた
 上司に怒られても、理不尽な仕事を押しつけられてもずっと耐えてきた

 そして今年、男は自分へのご褒美としてこのGWを楽しもうと決めていた
 そのために仕事を片っ端から終わらし、
 溜まった有給を使いGWらしい連休を作り、
 有意義に過ごせるように計画を組み、
 いまかいまかとそのときを待ち侘びていた

 そしてGWが明日へと迫った今日、

 男はGW前の最後の仕事を片づけるべく遅くまで会社に残っていた

 会社の同僚が一人、また一人と退社していく
 男ももうすぐ仕事が終わる
 そしたら明日からは・・・
 男の顔から笑みがこぼれていた

342 名前:ゴールデンウィーク前 2[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 22:19:26.73 ID:YrrWWqGD
 男の仕事が終わった
 だいぶ遅くまで残っていたようだ
 会社に残っているのは男と・・・もう一人、同僚の女だ
 彼女の噂はよく耳にする
 上司と寝て自分の評価を上げてるとか、枕営業をしているとか
 本当のところはどうかは知らないが、男はあまり好きになれなかった
 
 男がPCと睨めっこして頑張っている間に、
 彼女はベッドの上であんあんと喘ぐだけで評価を得る
 そう考えてしまうと自分の頑張りが滑稽に見えてしまうのだ

 そんな彼女がこんな遅くまで残っているのは驚きだった
 きっとベッドの上では片づけられない仕事が溜まっているのだろう
 男は心の中で『ざまぁみろ』と言い放ち、早々と退社の準備をした

 そのとき、女が近付いてきた
 甘い香りが漂う
 そういう香水をつけているのだろうか

 なにか用か?
 男は訝しげに女と向き合った
 女はニコリと優しく微笑み男に一歩一歩近づいていく

 「仕事終わったの?お疲れさま」

 女の声が響く
 仕事場はこんなにも静寂だったのかと驚くほどに彼女の声は鮮明に聞こえた
 
 「ねぇ・・・みんな帰っちゃったね」
 「あなたももうすぐ帰っちゃうのかしら?」

 女の手が、そっと男の手に触れた
 その瞬間、ゴクリ・・・と男は唾を飲み込んだ
 女の手が男の手を撫でる
 優しく、愛でるように
 女は上目遣いで男を見上げていた

 「ふふふ・・・どうしたの?そんな緊張した顔しちゃって・・・」

 つい、男の目が女の唇にいく
 桃色をして艶やかで柔らかそうな唇だった
 彼女の唇が少し動くたびに、
 その口でシてもらったら・・・淫らな妄想が浮かび上がる
 
 彼女の甘い香りが、男の思考を蕩けさせていく

 女の手が円を描くように男の手を撫で続けていた
 と同時に、彼女のもう片方の手がツツーッと男の上半身を撫でていく
 男の顔までもっていくと、彼女の手は男の頬、唇と撫でていき、
 男の首に腕を回し、そっと抱きついた

343 名前:ゴールデンウィーク前 3[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 22:20:39.94 ID:YrrWWqGD
 強烈な、甘い香りと快感が男を襲った
 女の豊満な胸が男の胸板に押しつぶされる
 女の顔が男の耳元へと近づき、女は甘い声で囁く

 「ねぇ・・・わたしの唇、柔らかそうだった?」
 「どんな妄想しちゃったの?おしえてよ・・・❤」

 女の唇が男の唇と重なった
 最初は優しく、次第に押しつけるように
 男の蕩けた思考はもう、目の前の快楽に没頭することしか考えられなくなっていた

 男から女の唇を奪うように重ねる

 -もっとぉ・・・もっとキスしてぇ❤ 

 女の甘い、キスを求める声に男の興奮は高まる一方
 男の手を撫でいて彼女の手が止まり、男の手を握って自分の胸へと導く
 男の手に生まれる柔らかい感触
 スーツ越しとはいえ、その豊満な胸は男を虜にするのに十分だった

 女の唇が男から離れ、キスがやんだ
 女は、はぁはぁ❤ と甘い息を切らし、男を上目遣いで見つめる

 「ねぇ❤・・・もっと気持ちイイことしよ❤」
 「キスだけじゃあなたも物足りないでしょ?」
 「あなたのココも・・・ビクンビクンって震えて、ズボン越しでも熱いのが伝わってきてるの❤」

 男の手を胸へと導いた女の手が離れ、男の下半身へと下がっていく 
 彼女の手が、ズボン越しに男の肉棒を撫でた
 大きく膨らんだ男の肉棒をズボン越しに上下に擦る

 「こんなに大きくしちゃって❤」
 「わたしの口で・・・シてあげようか?」
 「今あなたが触ってるおっぱいで扱いてあげようか?」
 「それとも、ふふふ❤」
 「わたしの・・・お○んこにズコズコしたい?」

 女の甘い誘惑が、男に淫らな妄想を掻きたてた 
 柔らかい唇で撫でられ、口でフェラしてもらえたらどれだけ気持ちいいだろうか・・・
 この豊満な胸に挟まれ扱かれたらどれだけ気持ちいいだろうか・・・
 そして彼女のあそこに・・・

 どんな声で喘ぐのだろう
 どれだけ淫らにもとめてくるのだろう

344 名前:ゴールデンウィーク前 4[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 22:20:59.42 ID:YrrWWqGD
 彼女の甘い声が男の脳内を巡り、浸食する
 彼女の頬を染めた顔で上目遣いで見つめてくる姿が、男の妄想を止めることをさせない
 
 ああ・・・犯したい・・・彼女を犯したい・・・
 欲望のままに・・・がむしゃらに・・・
 彼女を思うままに犯したい・・・

 女の甘い声が、耳元で響く

 「今、わたしたち二人しかいないんだよ・・・❤」
 「我慢しなくていいんだよ?」
 「だから・・・ね?」

 「わたしを おかして❤」



 男は、一心不乱に彼女をもとめ、犯した
 彼女の甘い喘ぎ声が男の中に浸透していく
 ただおかしなことに、彼女は一度も男を射精させなかった
 出そうになると寸止め
 寸止め・・・寸止め・・・寸止め・・・
 寸止めを繰り返され、男は発狂寸前まで追い詰められる
 
 彼女は言った

 「我慢したほうが、もっと気持ちよくなれるから・・・❤」

 彼女の声に導かれるように、男も必死で我慢した
 もっと気持ちよくなれる・・・もっと・・・もっと・・・
 これだけ我慢したら、射精したときどれだけの快楽を得られるのだろうか・・・
 男の興奮はやまなかった

 しかし、そのときが訪れることはなかった

 快楽に溺れた男に、女が囁く

 「実はね・・・お願いがあるの・・・」
 「わたしの仕事、あなたが代わりにやってくれないかしら」
 「もちろんGWの間に・・・」
 「誰にもばれないように、わたしが仕上げたってことにしてね」
 
 「思った以上に溜まってて、このままじゃ仕事漬けで終わってしまうの」
 「でもあなたが代わりにやってくれたら・・・」
 「ね?お願い・・・いいでしょ?」
 「代わりにあなたのGWが仕事漬けで終わってしまうかもしれないけど・・・」

 「わたしのお願い聞いてくれたら・・・ふふふ❤」
 「ご褒美に・・・」
 「しゃ❤ せ❤ い❤ ・・・させてあげる❤」

 男は射精がしたくてたまらなかった
 目の前の女に出したくてたまらなかった
 だから・・・
 男は、自分のGWを投げ捨てて、女のお願いを聞くことにした

 明日からのゴールデンウィーク
 男は今年も仕事漬けで終わりそうだ

  • 最終更新:2014-09-06 16:05:45

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