女盗賊トビー

567 名前:女盗賊トビー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 17:52:45.57 ID:yynPFNyH
「ふう……今日も疲れた……あ?」
「え?」

 メリアタウンの劇場裏。
 劇場の支配人である私は、その一部屋を仮眠室にしていた。劇の開演中はあまりに忙しく、家に帰る暇もなかなかない
のだ。しばらく家族の顔も見られていない。
 私は仮眠室の戸口で固まっていた。
 目に入るのは、荒らされた室内。洋服ダンスから何着ものスーツがもぎ取られ、床にばらまかれている。良い仕立ての
高級品なのに。机の引き出しもすべて開かれ、めぼしい金目のものを漁った形跡が残る。そして……。

「あはっ♪」

 開け放たれた金庫と、愛くるしい笑顔を浮かべた少女がひとり。

「…………こ、これは……」
「あ~あ、そろそろとんずらしようと思ったのにな。ボクとしたことが失敗、失敗♪」

 年齢は十代後半といったところだろうか。白のタンクトップにピンクのホットパンツという動きやすそうな服装が少女
の快活な雰囲気によく合っている。明るい茶髪と大きめの蒼い眼。舞台に立てばそれだけで周りが華やぐだろう。
 しかし、信じがたいことではあるが、この惨状の原因は彼女に違いないのだ。
「……だ、誰かっ…………」
 声をあげようとして、私はとっさに迷った。いや、躊躇った。
 劇場にはまだ人がいる。呼べば少女ひとり捕えることなど造作もないはずだ。けれど、私の眼は彼女の魅惑的な身体に
吸いつけられてしまっていた。タンクトップに包まれたバストはやや童顔な少女には不釣り合いなくらい豊かで、ホット
パンツからのびる太もももむちむちと健康的な美脚だった。

568 名前:女盗賊トビー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 17:53:31.19 ID:yynPFNyH
「ふふふっ……ねえ、おじさん……ボクのこと見逃してくれないかな? お礼はちゃんとするよ? うふふっ」

 少女の表情が変わる。
 人を魅了する明るい笑顔が、人を誘惑し堕落させる淫蕩な笑顔へと。
 妖しく目を細め、薄桃色の唇をエロティックに一度舐めあげる。
 私が彼女の身体に魅入られつつあることを知っているのだ。少女といえども盗賊。男を虜にする手練手管くらい備えて
いても不思議はない。

「い、いや……」
「おじさんはぁ、どうされるのが好きぃ? さっきからボクのおっぱいとか脚とか、舐めるように見てるよねぇ」

 少女が近づいてくる。
 彼女は思いのほか小柄で、私より頭一つ小さいように見えた。私ひとりの力でも十分に組み伏せてしまえそうだ。
 だというのに、私は動けない。
 目の前でふりふりと揺れる胸、お尻。この身体の抱き心地はどんなものだろう。彼女はお礼になにをしてくれるのだろ
う。

「ボクのカラダでぇ、トロトロに蕩けちゃうくらいたあっぷり、お礼してあげるよ?」

 駄目だ。私は劇場支配人。妻子があり、地位もある人間なのだ。こんな女盗賊の色仕掛けに堕とされるなんてことは……。

「おねがぁい、お・じ・さ・ん♪」

 ぴとぉっ。
 少女が抱きしめてくる。身体中に広がる柔らかな感触。鼻孔を酔わせる甘い匂い。

「あ、ああ、ああぁぁぁ……」

 太ももが脚の間に割り込み、ズボン越しに股間を撫でる。
 程よく引き締まった理想的な太もも。上下にさすられるたびに、もどかしい快感が男根を刺激する。
 直接触ってほしい。むちむちの太ももに挟まれて、射精したい。この少女の太ももを精液で汚したい。

569 名前:女盗賊トビー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 17:54:14.78 ID:yynPFNyH
「ボクのこと見逃してくれるならぁ、いくらでもイカせてあげるよ? おじさんが今夢中になってる太ももだけじゃなく
てぇ……」
「うっ……ぅ、く、くうぅぅ……」

 肉感的な胸が私の胸板に押しつけられ、同時に、パンパンに腫れた玉袋を彼女の手のひらで弄ばれる。

「ボクのおっぱいでも、手でも、ね♪」
「あ、あぁん、あ、ふああぁ、あぁぁん……」
「ふふ、イイ大人がはしたない声出しちゃってぇ♪ ほらほら、どうするの~?」

 上目遣いに少女は意地悪く微笑む。
 太ももが玉袋と肉棒を交互に愛撫する。ズボンの中で見えないはずなのに、彼女は実に的確に、イけそうでイけないと
ころで私を翻弄する。
 もう限界だった。
 淫らな盗賊少女に悩殺され、言われるがままの奴隷になりたい。そんな倒錯した欲望が湧き上がる。

「はい……見逃します……見逃しますから、どうか……」

 リアリティが溶け消える。それとともに服も消え、私は全裸で勃起した肉棒を少女の前にさらすという、あまりにも情
けない姿になっていた。

「あははっ、おっき~い♪ 興奮してるのはわかってたけどさ、泥棒に入った女の子相手に盛り過ぎじゃないかな~。
ひょっとしてぇ、おじさんて変態なのかな?」

 意地悪く目を細めて、少女はにやにやと嘲笑う。
 彼女の求める答えはわかっていた。

「そ、そうです。変態です。私は自分の娘くらい年下の女の子に誘惑されて言いなりになってしまう変態なんです……」
「へえ~。でも、劇場の支配人って、街のみんなから尊敬される名士さんなんでしょう? みんなの前では偉そうに威張
ってるんでしょう? ボクは人のものを盗んでもなんとも思わない、わるぅ~い女の子なんだよ? そんな女の子の言い
なりになっちゃっていいのかな~?」

 少女はひとつひとつ確認するように訊いてくる。これは尋問、いや、拷問だった。こうやってリアリティをぐちゃぐちゃ
にされてしまうと、たとえ人間同士でも相手の言うことに逆らえなくなってしまう。
 おまけに少女は拷問しながら、太ももを肉棒に触れさせてきた。
 狂おしいほどに求めてきた生の太ももの感触。それも亀頭に触れるか触れないかという、生殺しのような状態が続く。
 私に耐えられるはずがない。

570 名前:女盗賊トビー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 17:54:52.86 ID:yynPFNyH
「ああ、私はもう貴女の言いなりです。奴隷です。どうかこの変態を貴女の下僕にしてください……」
「あ~ん、おじさんたら、マジメそうな人だと思ったのになあ。いいよ。ボクの名前はトビー。ご主人様の名前、ちゃんと
おぼえておくんだよ」
「は、はいぃぃ……トビー様……」
「ふふふ、今夜一晩、おじさんが枯れちゃうまでイカせてあげるね。まずは、おじさんが大好きなボクの太ももで挟んで
あげる……♪」

 私はこれまで自分が脚に欲情するような変質者だとは思っていなかった。美脚倶楽部などといういかがわしい店にも入
ったことは一度もない。名士として足を向けるのも汚らわしいと思っていたし、この街の風紀を乱す存在として近く撤去
させるつもりだった。
 しかし、少女――トビー様の太ももに包まれて、私は妻とのセックスなど比較にならないほどの快楽を感じていた。

「あ、あっ、ああ! い、イキます、トビー様の太ももでイキます!」
「ええっ、もう? ふふ、いいよ。ボクの太ももにおちんちん擦りつけてイッちゃえ!」
「ああ、ああ、あああああ……」

びゅ、びゅるっ、びゅ、びゅ、びゅ~~~

 陥落したリアリティはもう元には戻らない。
 太ももの間に突き入れた腰ももう止まらなかった。
 むちむちとしたトビー様の脚の感触にメロメロになりながら、私は精液を吐き出した。

571 名前:女盗賊トビー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 17:55:54.12 ID:yynPFNyH
「支配人? どうかしましたか?」
 射精し尽して虚脱した私に冷水を浴びせるような声がドア越しに聞こえた。秘書の声だ。
「何かありましたか? 妙な声が聞こえたのですが」
 最後の戸締りをして、帰るところだったのだろう。ドアで隔てられているとはいえ、内容まで聞こえていないとも限ら
ない。
「い、いや……なんでも、ないんだ……し、心配ない、よ」
「支配人?」
 余計に不安がらせてしまったようだ。私は必死で言い訳を考え始める。

「ふふ、大変なことになっちゃったね。おじさんが女の子の太ももにこぉんなに射精したところ見られたら、おじさん、
もうこの街にいられないよ?」

 トビーの太ももには信じられない量の精液がまとわりついていた。健康的に日焼けした肌にからみつく白濁は、それだ
けでエロティックだった。しかし、今はそれどころではない。

「誰か、いるのですか?」

 トビーの声はささやきのように小さかったが、かすかに聞こえてしまったらしい。

「いや……そ、そんなことは……あ、ああ、や、やめろ……」

 秘書に対する返答を邪魔するように、トビーの身体がしなだれかかってくる。ふっくらした唇が首筋にしゃぶりつき、
耳たぶを唾液まみれになるまで舐め溶かしてしまう。あれほど出した後だというのに、私の肉棒はもう再び隆起し始めて
いた。

「『やめろ』? ボクの聞き間違いかな? おじさんはボクの奴隷なんだよ? ボクの好きなようにして、なにが悪いの
かな」

 くすくす笑いながらトビーは、いや、トビー様は私を弄ぶ。
 彼女の蒼い瞳に覗きこまれると、もう逆らうことはできない。
 トビー様の細い指がしなやかに妖しくうごめき、私の乳首をくりくりこね回す。

572 名前:女盗賊トビー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 17:57:14.52 ID:yynPFNyH
「ほら、おじさん。まだ何度もイキたいんでしょう? とっとと秘書なんか追っ払っちゃいなよ」

「支配人? 大丈夫ですか? 鍵をあけてください!」

 秘書とトビー様の板挟み。
 しかし、私の心の天秤はもう振れ切って動かなかった。
 仕事ができ、気配りもうまい家族の次に大事な秘書。これまでも苦しいときはともに力を合わせてがんばってきた。
 でも、邪魔だ。
 おまえがそこにいてわめいていると、トビー様が気持ちよくしてくれないじゃないか。

「うるさい! 私は疲れてるんだ! おまえはもう帰れ!」
「で、ですが……」
「口答えをするな! いつからおまえは私に指図できるほど偉くなったんだ! 身の程をわきまえろ!」
「…………は、はい……」

 秘書の去っていく足音が聞こえる。
 ドアで隔てられて見ることはできないが、私のいつにない剣幕に表情を引きつらせているだろうと想像した。罪悪感に
胸がずきりと痛む。しかし、その痛みもトビー様のささやきで溶けてなくなった。

「くすっ、よくできたね、おじさん♪ これはご褒美だよ。チュッ、チュ、チュ~~♪」

 トビー様のディープキス。私の堕落した心がトビー様の色で染められていく。

「さ、邪魔者もいなくなったし、一緒に気持ち良くなろうね♪」

573 名前:女盗賊トビー[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 17:58:37.63 ID:yynPFNyH
 あれから数日が経った。
 朝起きて数万の現金が持ち去られていたことを除いて、あの女盗賊が来る前と変わらぬ日々を私は過ごしている。
 秘書には翌朝一番で謝った。疲労に寝酒が祟って、ひどい悪酔いをしていたのだと言い訳した。彼女は納得してくれた
ようだ。まだ多少ぎくしゃくしているが、そのうち元に戻るだろう。
 
「支配人さん」

 今日最後の公演だった。
 私はいつも通り、一番後ろの席に座り、劇を眺めていた。周りに他の客はいない。

「お隣いいですか?」
「え? ……え、ええ、どうぞ……」

 他にもいい席が空いているのに、女が隣に座った。場内は暗くて顔は見えないが、声から若い女だとわかる。
 
「ふふ、こういうところでするのも、興奮するかもね。誰かに見られるんじゃないかってドキドキしちゃう」

「え?」

 ささやき声とほとんど同時だった。
 隣の女がしなだれかかり、その手が股間にのびてきた。抵抗する暇はなかった。さわさわと撫でられ、揉まれて、私は
脱力してしまった。
「ま、まさか……トビー?」
「『トビー様』、でしょ? ちょっと日が空くと忘れちゃうなんて、出来の悪い犬だね~。お仕置きから始めないと駄目
かな?」

 トビー様に耳元でささやかれるだけで、全身にぞくぞくするような快感が走り抜ける。

「なんで、こ、ここに……?」
「ちょっとお金が必要になっちゃってね。霧の市場って知ってるかな? そこに欲しいものがあるんだけど、警備が厳重
すぎて盗めそうにないんだ。だからぁ、おじさぁん、お金ちょうだぁ~い♪」

 濡れた舌がねっとりと耳たぶを這う。

「そんな、私は……」
「もちろんタダとは言わないよ。おじさん、もう一度、ボクのカラダを味わってみたいんじゃない?」
「そんなこと……」
「この前は、太ももと手とおっぱいだけだったでしょう? ふふふ、お金くれたらぁ、ボクのア・ソ・コ、挿入れさせて
あげてもいいよぉ?」

 頭の中が霞がかかったようになる。ピンクの霞。もう、トビー様のことしか考えられない。

「あ~ん、相変わらず正直なおちんちんだね。ボクのアソコを想像して、興奮しちゃったのかな? 
くすっ♪ これからおじさんはずうっとボクの奴隷、ボクのお財布だよ。ボクのためにたくさん稼いで、貢いでね♪」

  おわり

  • 最終更新:2014-09-09 20:01:00

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード