小悪魔

159 名前:小悪魔[] 投稿日:2009/09/25(金) 21:44:23 ID:Eif33+Fs
 ぷしゅーっ。

 後ろで電車の扉が閉まる。

 かなり人が多くて、ぎゅうぎゅう詰めのラッシュの時間帯。


 ただ、ラッキーだったのは、目の前にいる女子高生。

 
 セーラー服に短めのスカート。

 大きな眼鏡と、健康的なショートカットと大きな瞳。

 文学少女、というよりは、目の悪いスポーツ少女という雰囲気だった。


 はち切れそうなおっぱいに健康そうなふともも……

 背は低く目で、俺の鼻のところにちょうど頭が来て、青リンゴのような甘い

シャンプーの匂いがする。


 痴漢に間違われないように両手を挙げて吊り輪をつかみ、

 電車内がぎゅうぎゅうの中で女子高生と密着しそうでしない。

 がたんがたんと揺れるたびに、

 セーラー服の女の子にくっつきそうでくっつかない。

 そんな体勢。


 だが気をつけなきゃ。

 痴漢と間違われないように、出来るだけ離れないと――


「……っ!」

 女の子のおっぱいが、俺の体に当たる。

 いや、当ててきた……?

 そんな、まさか……



 だが、俺は気付いた。

 少女の顔に浮ぶ、イタズラっぽい笑顔を。



 さわり……

 少女の細く柔らかい指先が、そっと俺のズボンの上に触れた。

160 名前:小悪魔[] 投稿日:2009/09/25(金) 21:44:56 ID:Eif33+Fs
 俺が声を上げそうになり、少女の顔を見ると――

 唇に人差し指を当てて、「しー」と言わんばかりのジェスチャーをしていた。


 
 ズボンの上からペニスの輪郭をなぞり、

 手で優しく覆ってゆっくりゆっくりと上下に擦られる……


 女子高生の顔を見ると、

「くすっ」と言わんばかりの妖艶で可愛らしい微笑を浮かべている。


 セーラー服の女子高生がおっぱいやふとももが密着させて、

 俺のズボンを擦っていく……!


 それだけでも興奮してしまうのに。


『……』

 女子高生は口をぱくぱくさせて、俺に何かを伝えようとしていた……



(が・ま・ん・し・な・い・で……だ・し・て)



「……っ!」

 最後に女子高生が唇をすぼめて、キスするようなジェスチャーをすると、

 しこしこと手コキのスピードが速くなって……!


 きーっとブレーキが鳴って。

 女子高生が、俺の耳元に近づくと。



「――出・し・て・い・い・よ。お・に・い・さ・ん」



「……っ!」



 俺はもう限界だった……

161 名前:小悪魔[] 投稿日:2009/09/25(金) 21:45:45 ID:Eif33+Fs
「○○駅ー。○○駅ー」

 電車が止まり始めた。

 俺のズボンの中はもう、精液でびちゃびちゃ……

 恥ずかしくて、壁で股間を隠し、

 誰にも見えないような体勢を取らなければならなかった。 

 女子高生が、外に出て行った。

 俺が目で追っていくと、最後にニッコリと笑いかけられてドキリとしてしまう。


 そして――

 少女は手に何かを持っていた。

 
 それは、財布。

 俺の持っているのと同じ、茶色い皮のって……!


 俺はポケットを弄り確認した。

 サイフがない!


 電車の扉が締まる。

 少女は、俺に可愛らしくウインクする。
 
 そして、唇だけで言った。


(ま・た・あ・い・ま・しょ。お・ば・か・さ・ん)


 電車が出発し、少女は遠ざかっていく。

 その表情はまさに、小悪魔の笑顔だった。

  • 最終更新:2014-08-20 19:45:08

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