9スレ110-128

110 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2013/11/05(火) 18:00:26.06 ID:kf0YuxNz
 魔王討伐を命じられ、俺に国からの援助金が与えられた。それを使い、装備を整えて傭兵を雇っても、しばらくの旅費になる。それほどの額だ。自分には少し、身に余るかもしれない。

 援助金で装備を揃え、旅支度を進めていく。長い旅に付き合ってくれるような強者は、知り合いには思い当たらないので、やはり傭兵を雇うことにした。国王からの言伝で、長旅専門の
傭兵を酒場に集めてあることは聞いている。早速、向かうとしよう。

 酒場に足を踏み入れると、そこは意外にも閑散としていた。もちろん、ちらほらと屈強な人影を見つけることはできる。それでも、長旅専門の傭兵というのは、こんなにも少ないものか。

 カウンター席に腰を下ろし、主人に安い酒を一つ頼んだ。酒場内の人影は、いくつかの集団に分かれており、それらは各々で活気が違う。騒がしい集団が陣取るテーブルに注目すると、
そこでは体格の良い男たちが、カードゲームに興じているようだった。彼らはいかにも陽気そうで、悪い印象は抱かない。俺は彼らに声をかけようと、椅子から腰を浮かした。

「お兄さん、お兄さん。もしあそこの連中に、声をかけようとしているなら、やめときなよ。あいつら、内輪でしか盛り上がれないから、きっとお兄さんも息苦しいよ」

 横から、そんな台詞が飛んでくる。声の方へ振り向くと、そこには外套で体を覆った、小柄な女が立っていた。外套のせいで体のラインはうかがえないが、彼女の顔だちは非常に可愛ら
しいものだ。瞳が大きくわりに、鼻と口は小さく、さっぱりと切りそろえられた短い髪は、健康的で活発そうな良い印象を与えてくる。

「どうしたの? あんまり見られると、ちょっと照れるよ」

 見惚れていたのを指摘され、慌てて彼女から視線を逸らした。ちょうど主人が酒を置いたので、俺は浮かした腰をゆっくりと下ろす。それに倣うように、彼女も俺の隣に座った。同時に
鈴蘭に似た上品な香りが鼻孔をくすぐり、俺の動悸が速まった。

「お兄さんが、王様の言ってた勇者様でしょう?」

 彼女の言葉に、俺はずいぶん驚いた。どうしてわかったのか、彼女に訊くと

「だって、いかにも旅に出ますって恰好だもの。ここにいるみんな、分かったと思うよ」

 そう答えて、明朗な笑みを見せた。あまりに素敵な笑みだったため、俺は照れを誤魔化そうと、酒の満ちたグラスを口に運ぶ。勢いあまり、酒が肺に流れこんで、大きくせき込んでしまった。
彼女はそれを見てまた笑い、俺の背中を優しく撫でてくれる。

「なんだか勇者様って、そそっかしいね。……それで、本題なんだけど」

 彼女はそう前置きし、間を大きく開け、もったいつけてから言う。

「私を雇わない? こうやって話しかけたのも、自分を売り込もうと思ったからなんだ」

 すぐにでも「いいよ」と口にしたかったが、そう易々と決めるものではないだろう。俺は彼女に、旅の経験や依頼の実績などを尋ねた。彼女はどの問にも淀みなく返し、力比べと称した俺との
腕相撲にも――余談だが、俺はそれなりに鍛練を積んでいる――なかなかに粘ってみせた。

 可憐な見た目に反して、充分な実力を持つ彼女に、俺は驚愕と感嘆を感じた。彼女が旅の供となるなら、非常に心強いはずだ。俺はすぐに、彼女に雇用の旨を伝えた。

「本当に? それじゃあ、お金の話なんだけど……」

 遠慮気にそう言う彼女をよそに、俺はある程度の金ならば、迷わずに払うつもりでいた。懐に余裕があるのも理由だが、なにより彼女の顔が好みであったからである。
しかし、彼女の続けた言葉に、俺は度胆を抜かれた。

111 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2013/11/05(火) 18:00:57.25 ID:kf0YuxNz
「私を雇うなら、契約金に××××で、週に一回×××ね」

 彼女の提示した金額は、契約金だけでも破格の額、援助金のおよそ三分の一を超す値段だった。さらに週一回の給金として、国の役人の月給とほぼ同じ額を要求してきたのだ。

「勇者様なら軽いもんでしょう。道中で魔物を倒していけば、これくらいは払えるはずだし」

 飄々と言ってのける彼女の言い分は、一応は正しい。魔物の部位は高く売れるからだ。しかし、それでも破格は破格。彼女を雇えば、他の傭兵など雇う余裕もなくなる。
それどころか、自分の旅費すら危うくなるはずだ。

 彼女の強欲な物言いに、俺は夢から覚めた気分で呆れ返った。この分だと、彼女が語った経歴も、全て正しいものではないかもしれない。酒を一気に煽り、席を立つ。

「ちょ、ちょっと、どこに行くの!」

 制止の声に耳を傾けず、他の集団に目を向ける。静かな集団にあたりをつけ、そのうちの一つに歩を向けた。すると、彼女は俺の前に回り込み、思いのほか落ち着いた様子で話し始めた。

「勇者様の気持ちは分かるよ。でも、魔王を倒すための危険な道中なんだから、私もこれくらいは貰わないと、やっていけないの」

 それでも、彼女は高過ぎるはずだ。

「それに、さ。……私を雇うと、勇者様はとっても得をすると思うな」

 そう続けるや否や、彼女は俺との距離を小刻みに詰め始める。その姿には妙な迫力があり、俺は思わず後ずさりをしてしまった。それというのも、彼女のまとっていた雰囲気が、
快活なものから一転、艶やかなそれに変わったからである。

「勇者様、私をじっと見てたよね。私の顔、好きなの?」

 とうとう腰がカウンターにぶつかり、あとがなくなる。彼女は構わず、俺に近づいてきた。そして緩慢な動作で、自分の外套の留め具を、上から順に一つずつ外していく。
二つ外すと、彼女の首から胸元までが晒された。陶器の如く滑らかな白い肌と、小柄な体系にそぐわない、深い胸の谷間が視界に入りこんでくる。驚くことに、彼女は服を身に着けていないのではないか。。

 その時点で、俺は助けを呼ぶことができた。感情に身を任せて、彼女を突き飛ばすこともできた。だが、俺はそれらをしなかった。すでに俺は、彼女に魅入られていたのだ。

 彼女が目の前で立ち止まる。もう距離など無いに等しい。ちょっと体を動かせば、彼女に触れてしまうだろう。俺が思案している間に、とうとう彼女は、外套の留め具を全て外し終えた。
それから俺にだけ見えるように、外套を両手で広げてみせた。

 彼女は決して、裸なわけではなかった。けれども、それは限りなく肌色の多い服装だ。彼女は俗にビキニアーマーと呼ばれる、防具としては最低限の装備のそれを身にまとっていた。

「ほら、じっくり見ていいよ。好きなところを好きなだけ見て、私を雇うかどうか決めて?」

 雇うはずがない。そう、いくら見ようと雇うはずがない。だから、彼女の体を見ようと、問題があるはずがないのだ。心中で何度も唱えながら、俺は彼女の体に注視した。

 彼女の肌にはシミ一つ見当たらず、どこも白くきめ細やかだ。足は長く、付け根にムッチりと肉が付いている。引き締まった腹部には、薄らと脂肪がのり、武骨さをまったく感じさせない。
そして一番視線が魅かれてしまうのが、大きな胸だ。胸当てに納まりきらず、横枠からはみ出して、その淫らな存在を大きく主張している。

 彼女のセックスアピールを余さず観察し、俺の一物は当然ながら屹立していた。呼吸が荒くなり、目を見開く。彼女が不意に、自らの胸当てに指をかけてグッと下した。綺麗な桃色が、少しだけ姿を現す。

「さあさあ、どうするの? ……雇ってくれるなら、見るだけじゃないよ?」

 彼女は俺を見上げながら、小さく首を傾げた。あざとい声が鼓膜を震わし、妖しい香りが鼻を抜ける。とどめとばかりに、彼女は俺の背中に腕を回してきた。

「雇ってくれるよね? 私はとっても強いから、問題ないよ」

 気づけば、俺は首を縦に振り、彼女を抱きしめていた。

 そう、問題ない。彼女はきっと頼りになる、相棒となってくれるはずなのだから。

126 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/11/08(金) 19:44:34.24 ID:2WfUEczY
 旅が始まり、最初にたどり着いた村は、大きくはないものの、旅人の宿泊地としてにぎわい、活気ある場所だった。旅人用の宿は大小幾つかあり、俺はその中でも料金の安い場所を探す。ちょうど外観も
小奇麗で、料金も手頃な宿が見つかり、俺はそこに泊まることを決めた。
 
 念のため、隣を歩く彼女に意見を求めると

「いいよ。勇者様が決めた場所に、文句なんてあるわけないよ」

 そう言って、俺に笑顔を向ける。その笑顔が魔性のそれだと、理解はしているはずだが、自分の動悸が早まるのを抑えることはできない。申し訳程度の抵抗として、俺はすぐにそっぽを向いた。

 宿に足を踏み入れ、小太りの店主に部屋を二つ頼んだ。彼女とは一旦の別れを告げ、互いに案内された部屋へ入った。荷物を置き、隅に設置されたベッドへと腰を下ろす。頭に思い浮かぶのは、彼女のことだ。

 彼女とは、ここで別れるべきではないか。一時の色情に流され、破格の契約を受け入れたものの、このままでは旅の続行が厳しいものとなる。穏やかな心持の今こそ、彼女に強い態度で出なくてはならない。
先ず、ひと眠りしてから、彼女の部屋に出向くとしよう。

 思考を止め、上半身を倒す。旅疲れからか、目をつむると、すぐに睡魔が襲ってきた。

 しばらく眠り、体を起こして窓の外を見ると、もう日が降り始め、夕日が部屋に差し込んでいる。俺は自分の部屋を出て、彼女の部屋の前へ移動した。扉を三度ノックすると「どうぞ」と、彼女の声が聞こえてくる。
一応、入ると声をかけてから、扉を開けると、部屋の真ん中でくつろぐ、彼女の姿があった。

 彼女は――おそらく寝間着なのだろう――動きやすそうな布の服を身に着けている。露出こそ少ないが、その布地は余すことなく使われ、色っぽい体の線を浮き彫りにさせていた。

「どうしたの、勇者様。……もしかして、夜這いとか?」

 冗談めかしにそう言って、彼女は首を傾げてみせる。俺はそれに虚を突かれ、慌てて否定すると、彼女は楽しげに笑いを押し殺した。

 出鼻をくじかれたものの、気を取り直し、俺は彼女に契約の破棄を申し出た。彼女の給金を払っていると、旅に支障が出る。要約すれば、それだけの内容を彼女に伝えた。

「そりゃないよ、勇者様!」

 彼女は不満を隠さず、俺に言葉をぶつけてくる。そのどれもをかわし、俺は毅然とした態度を続けた。次第に彼女の語気は弱弱しくなり、とうとう口を閉じて俯いた。良心の呵責から、
自分の言葉を取り下げたくなるが、彼女の強欲さを思い起こし、どうにかやり過ごす。

 互いに口を開かず、俺は頃合いと判断した。部屋を出ようと立ち上がり、彼女に背を向けると、なぜか腕だけがついてこない。見れば、彼女は膝立ちして、俺の腕の裾を引っ張っている。

「もう少し、もう少しだけ待って。勇者様」

 彼女の声音は、相変わらず弱弱しいものだ。けれども、決してそれだけではないことが分かる。わずかだが、妖しい響きが混じっているのだ。

「もう一度、私の実力を確かめてほしいの。それがダメだったら、私は諦める。お金だって返すから!」

 必死な懇願に、俺はついつい耳を傾けてしまった。話を聞く態勢を見せると、彼女は嬉々として口を開く。彼女曰く、一度だけ、自分が勇者様に手を伸ばす。それを防げなければ、
契約を続けてほしい、とのことだ。

 俺はすっかりと気が抜けてしまった。実力を試すには、あまりにも簡単なものだったからである。俺は彼女の提案を今一度確認し、その内容を承諾した。

「本当? それじゃあ、今から始めるね」

 彼女は俺の目の前にいる。不意など突かれようもない。俺は勝ちを信じて疑わなかった。

「ところで、ねぇ、勇者様。まだ、得をしてないよね?」

 彼女がそう言って、妖艶な笑みを浮かべるまでは。

127 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/11/08(金) 19:46:35.23 ID:2WfUEczY
 彼女は笑みを崩さず、胸を支えるように腕を組んで、ぐっと背を反らした。薄布一枚を挟んで、豊満な柔肉が形を崩し、その淫らな存在を主張する。

「私、言ったよね。雇ってくれるなら、見るだけじゃないって」

 台詞を区切り、彼女は唇をゆっくりと、見せつけるかの如く一舐めした。湿った唇は艶がかかり、俺の心を淡く揺さぶる。

「まだ私を雇ってるんだから、触っていいよ。勇者様が、じっと見てるところ」

 同時に、彼女は組んだ腕を、さらに深く組みなおした。腕に挟まれた胸肉が、窮屈そうに自らを歪め、俺の視線を釘付けにする。徐々に自分の一物へ血が通い、硬度が増していくのを自覚した。

 そうだ、俺は彼女に魅入られていたのであった。間を置き、冷静になったところで、その事実は変えることができないのだ。

 それを理解するのと同時、俺は彼女に手を伸ばした。指先が、突き出された彼女の胸に触れる。続いて指の腹をその肉に沈ませ、何度も感触を楽しんだ。さらに手のひらを這わせ、納まりきらない果実を包む。
彼女の胸は、まるで突き立ての餅のようだ。服の上からでも手のひらに吸い付き、揉めば指を押し返すくらいに弾力がある。

 手のひらを動かすと、彼女は時折り、控えめな嬌声を上げる。甘い鳴き声が頭に溶け込み、俺の情欲を駆り立てていく。

「勇者様、もっと、気持ちよくなりたい?」

 瞳を潤ませ、熱っぽい呼吸をしながら、彼女が問いかけてきた。俺は考えもなしに、何度も頷く。

「じゃあ、今から手を伸ばすから、払っちゃダメだよ」

 その言葉で、俺はハッと我に返った。そうだ、これは勝負なのだ。伸ばされた手を、払わなければばならない。彼女は色の強い、欲深な悪魔なのだ。

 俺は彼女に悟られぬよう、空いている腕に力を込め、いつでも彼女の手を払えるよう、準備を整えた。

「それじゃあ、勇者様がとっても硬くしてるところ、触ってあげる」

 そう言って、彼女は俺の下半部に手を伸ばす。まるで払うのを待つように、緩慢な動作で、彼女の手は俺の勃起した一物へ進む。俺はその手を払おうと、腕を出そうと何度も念じた。しかし、その意思が反映されることは、
ついぞなかった。彼女の台詞に、心を掴まれていたのだ。

 彼女の綺麗な手のひらが、俺の熱い一物に触れた。その瞬間、電撃に似た快楽が背筋を走る。思わず短い悲鳴を漏らし、反りたった一物から、先走りが垂れるのを感じた。

「布越しにちょっと触っただけなのに、そんなに気持ちよかったの?」

 彼女の手のひらが、俺の股間部を上下に撫でた。ただそれだけで、小刻みに体が震えるほど、神経を刺激される。

「そうだよね、気持ちいいよね。私のこと、受け入れちゃったもんね」

 ああ、俺は彼女に負けたのだ。彼女の台詞に期待し、不条理を受け入れたのだ。

128 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2013/11/08(金) 19:47:13.90 ID:2WfUEczY
「でも、それが正しいんだよ。今から勇者様は、とっても気持ちよくなれるから」

 彼女は俺の首に片腕を回し、胸部にぎゅっと抱き寄せた。ちょうど胸と胸の谷間へ、俺の頭が引き込まれる。すると、鼻孔に甘美な香りが漂ってきた。意識せずとも、呼吸が深くなり、彼女の香りで肺が満たされていく。
彼女が俺の耳元に、やらしく照る唇を寄せた。

 耳の中で、熱く湿った何かが這いまわった。粘着質な水音が、ぐちゃりぐちゃりと鼓膜を溶かす。淫靡な音を響かせるそれが、彼女の舌だと気付いたとき、俺の下着の中へ、乱暴に何かが突っ込まれた。

 ガチガチの一物に、五つの蛇が絡みつく。それらは小さめの輪をつくり、その輪を一物のカリ首に引っかけ、上に擦りあげた。間を空けず、その輪は亀頭を刺激しながら下へと向かう。それらが何度も繰り返され、
俺は快楽のあまり、唾液を口元から垂れ流してしまう。

「勇者様、もう呆けちゃったね。いつでも出して良いよ。そしたら、私で頭の中、いっぱいにして欲しいな」

 彼女の手が、よりいっそう動き回る。手のひらで峰を愛撫され、甲を擦りつけられる。裏筋をプ二プ二した指の腹が往復し、鈴口を指先でほじくられた。

 俺の首を抱く力を強まり、息ができないほどに、頭が柔肉に埋まる。耳穴が彼女の唾液で満たされ、舌がそれをかき混ぜる。俺の感覚は、彼女以外を感じれなくなった。もう、我慢はきかない。

 袋がたぎり、腰を突き出す。尿道を通って、精液が溢れ出た。五回に区切って、白色の欲望が吐き出される。その間も、彼女は優しく一物を握り、頭を抱いてくれていた。

「気持ちよかったよね、勇者様。これで私も、きちんとした旅仲間だよ」

 耳元で、慈愛に満ちた声音で、彼女がささやく。

「また、こんな風にしてあげる。私でいっぱいにして、気持ちよくしてあげる」

 その声で、俺の一物がビクリと反応した。

「これからもよろしくね、勇者様」

 彼女は、最高の相棒だ。彼女以外には、何もいらないと思える。彼女のためなら、金などは惜しくないのだ。

 俺は返事代わりに、彼女を強く抱きしめた。

  • 最終更新:2014-09-10 21:16:50

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