9スレ158-159

158 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2013/11/14(木) 13:51:19.20 ID:L9pbI3G7
僕の名前は鈴木拓也、中学3年だ。今、「プログラム」と呼ばれる殺し合いに巻き込まれている。いわゆる「バトル・ロワイアル」という物だ。

僕は校舎から出た所で運良く仲間を集めていた後藤慎也の誘いを受け、クラスメイト何人かと行動を共にしている。中にはあまり信用していない生徒もいたが、少数でいるよりも安全かと思うし、このグループから暫くは離れるつもりはなかった。

「おい…次はお前が見張りの番だぞ…。」

周りに聞こえない様な声で慎也は僕に伝え、それを聞いた僕は配給されたショットガンとデイバッグを持って、見張りを始めた。

見張りをしていると、近くで物音がするのを感じ、そちらの方に目をやった。

「拓也くん…だよね…。」

そこから出て来たのは幼なじみの加藤裕子だった。幼稚園の時から彼女の事は知っている。最近、体が大人びてきた。因みに彼女には言ってはいないが、初恋の相手は裕子である。

「今、1人で淋しいの…。仲間に入れてくれない…?」

弱々しい声で裕子は僕に言ってきた。初恋の相手とはいえ、こういう状況下だ。命が狙われる可能性もあると思ったので、僕はショットガンを構えた。

159 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2013/11/14(木) 13:57:08.61 ID:L9pbI3G7
裕子は手には武器を持たずに僕に近付いてきた。

「僕は今、慎也とグループを組んでいる。慎也が許可しないと、無理だろう!」

裕子に聞こえる程度の声で、僕は言った。裕子はその言葉を聞いて、何を考えたのか、着ていた制服を脱ぎ出し、下着だけになった。

「これでもダメなの…?」

涙目になりながら、近付いて来る。白い肌が光を浴びて、更に色っぽく見える。

「ダメだ…。」

僕は裕子から目を背ける様にして、手で追い払う仕草を見せた。

「じゃあ…後藤くんを裏切って、私と一緒にいてくれない?」

裕子は僕のすぐ傍にまで近付いていたのだが、持っていたショットガンを撃つ事よりも内心、裕子の成長していた体が気になって、ぼ~っとしていた。だからだろうか、その言葉を聞いて動揺した。

目の前に裕子は立つと、淋しげな目で見つめてくる。僕はそれで、蕩けてしまいそうだったが、追い討ちをかけるかの様に僕を抱きしめた。

「お願い…。一緒に逃げよ…。ねっ…?」

裕子の胸や太股、腕の柔らかな感触が僕を刺激して、冷静な判断が出来なくなっていた。

「分かった…。」

僕はそう言うと、裕子を抱きしめ返し、裕子に身を委ねた。

そして、それから慎也のグループがいる場所を背にし、裕子の服とデイバッグを取りに戻ってから、そのままそこから立ち去った。



それから数日後、テレビに「プログラム」の優勝者の映像が流れた。

「今回のプログラムの実施された学校及びクラスは〇〇県立××中学校の3年C組で、優勝者は加藤裕子さんです。」

アナウンサーらしき人の声が現状を説明する声と同時に、裕子の血まみれの服と僕の持っていたショットガンが映る。そして、近くには僕の破壊された抜け殻が転がっていた…。

  • 最終更新:2014-09-11 19:04:39

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