9スレ642

642 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2014/04/10(木) 23:35:14.32 ID:cWlq81hf
 由美さんはたびたび、私に下着を見せつけてくる。こちらに流し目を送りながら、誘うように首を傾げ、ほんの少しだけスカートを摘まみ上げるのだ。
その姿はたいへん扇情的で、ついつい出来心を起こしそうになるが、私はどうにか耐えていた。彼女に魅了されてしまえば、それをたてに、こき使われるに決まっているからである。

 ある日、由美さんが白色の布地を見せてきたので、そっぽを向きながら、誘惑をやめるように注意した。彼女は頬を膨らませ、あざとく不満を示してくる。
その表情は愛らしいが、それに騙されてはいけない。私は毅然とした態度で、語気を強めて言葉を続けた。

「なにさ、なにさ。あたしの下着に何の不満があるの」

 そう言って、由美さんは下まぶたを指で引き下げ、ついで真っ赤な舌を私に晒す。私でない他人ならば、この行為を子供っぽいものだ、と呆れ返るのだろうが、
私は彼女に誘惑を受けていたこともあって、彼女の晒した舌に注目してしまった。

 唾液が絡まり、艶やかな照りをまとうそれは、由美さんの一部としては何よりも妖艶なものに思えた。それに見惚れていたのは、ほんの数秒ではあるが、
彼女が視線に気づくには、十分な時間であった。私が我に返ると、彼女は底意地の悪い笑みを浮かべている。

「そっか。下着よりも、あたしの舌がよかったんだ」

 由美さんはゆっくりと、自分の唇を舌でなぞった。切れ長の目を細め、彼女は唇を湿らせていく。私はそれから視線を外すことができず、彼女の唇が濡れていくごとに、
心を淡く揺さぶられていく。生唾を飲み込み、少しずつ興奮が高まるのを自覚した。

「今ならあたしの口で、きみの指を咥えてあげる。唾液をため込んで、舌でめちゃくちゃにかき回してあげるの」

 由美さんが、下品なくらいに大きく口を開いた。上下に離れた唇に、粘り気のある唾液が糸を引く。

「お願い事を聞いてくれたら、指以外だって、好きなだけ咥えてあげるんだけどなぁ」

 とどめとばかりに、由美さんは自分の指を二本、口内に差し込んだ。それを上下に激しく動かし、淫らな水音を派手に響かせる。
指と指の間に舌を挟み、べろりと絡みつかせ、自らの指にディープキスをする。口先を細めて、ちゅうちゅうと吸いながら、小さな音を鳴らし指を抜いた。

 由美さんの指はよだれにまみれ、唇と同様、淫らな存在と化している。私は理性を視覚的にかき乱され、茫然としてしまった。不意に彼女は湿った指を伸ばし、私の唇を割って、それを口内に差し込んだ。塩っぽい味と、奇妙な臭いが鼻腔を抜ける。

「あたしの指、美味しい? 気に入ったなら、きみの指を漬けてあげるんだけど」

 由美さんの唾液も、それでコーティングされた指も、私は決して不快に思わなかった。それどころか、興奮を高める材料として、さらに私をたかぶらせたのだ。もうすでに、私は彼女に魅了されていた。

 私が指を差し出すと、由美さんは満足そうに、頬を緩めてみせた。

  • 最終更新:2014-09-11 19:16:15

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